商品撮影のコツ①ライティング

商品撮影のコツ、続いてはライティングについてご説明しましょう。
暗い場所での撮影に便利なフラッシュですが、その反面、不自然で下手な写真に見えてしまうこともあります。

まず背景が暗くなりますし、正面から強い光が当たる影響で被写体の立体感がなくなり、全体的に色合いがおかしく白くなってしまっています。

ですから商品撮影では、フラッシュを使わないのが基本です。とはいえぼやけた写真ではお客様の興味をひくことなどできませんので、商品撮影は昼間の明るい場所で、ライティングすることが重要です。
もしどうしてもフラッシュを使わざるを得ない場合には、フラッシュの前にティッシュペーパーなどを貼って光を弱めることで、映り込みを押さえることが出来ます。

光が弱まることで、影やぼやけのない自然な写真にもなるでしょう。

市販のデジカメは大抵、「稲妻マーク」のボタンを何度か押せば、発光禁止モードになります。商品撮影すればフラッシュは光りません。

ラッシュに頼らない撮影方法

フラッシュを使った場合と自然光を使用した場合の商品写真を比較してみれば、その差は歴然です。フラッシュを使用した場合、背景は光が相対的に弱ってしまうため暗くなり、ぼやけた印象です。

デジカメ内臓フラッシュの光の有効範囲は、せいぜい数メートルです。そうなると、フラッシュの届く場所と届かない場所のコントラスト差が大きくついてしまい、ソフトで補正をするのも難しい状態となってしまいます。
もし薄暗い場所で撮影せねばならない場合は、三脚やリモートシャッター、タイマー等でシャッタースピードを遅くした撮影を行うなど、フラッシュに頼らない撮影方法を考えてみましょう。

商品撮影を行う時は、三脚を使うとストレスが少なく、手ぶれ等の失敗もないので、小型の三脚を一つ手に入れておくと良いかもしれません。
デジカメを発光禁止モードにして、三脚にセットして。背景に少々演出を加えて撮影すれば、プロも顔負けのライティングができるでしょう。